ランドセルを選ぶポイントとして、
「背負いやすさ」と「軽さ」があります。
どちらも実際にランドセルを背負う子供のためを思ってですね。
背負いにくかったり、極端に重いランドセルは、
子供の負担になり、ランドセルを嫌がる原因にもなります。


まず、「背負いやすさ」ですが、これにはいくつか注目点があります。
1つ目は、「ベルト」です。
ベルトは直接肩と接しますので、くい込み過ぎるのもよくありません。
肩に自然とフィットし、使いこむごとにに馴染むのが、
良いベルトと言えます。

2つ目は、「背カン」です。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、ランドセルを購入するうえでは、
必ず抑えておきたい用語です。
要は、ランドセルの中心で、ベルトを上下左右自由に動かし、
ベルトの位置を調整する役割を担っています。
最近では、フィットちゃんという商品が、この背カンでベルトを立たせ、
背中とランドセルがフィットするという特徴を前面に出していますね。

3つ目は、「背あて」です。
背中と直接接することになる、ランドセルの広い部分ですね。
この部分に何もケアがされていないと、
通気性が悪く、背中がムレてしまいます。
夏などはかなり不快です。
最近は、通気性に優れていたり、柔軟性があったり、
水や汚れをはじくものがありますので、調べてみる必要はあります。


これらの背負いやすさに加え、「軽さ」も要素の1つです。
軽いものでは650グラム程度、
重いものでも1,400グラム程度のものです。
一般的には850グラム～1,100グラム程度のランドセルが、
一番重量としては多く採用されているように感じます。

ここで100グラム、200グラムに一喜一憂するよりは、
実際に背負ってみた際に感じる重量感を重視すべきです。
というのも、ノート1冊130グラム程度はありますから、
ランドセル自体の重さよりも、それを背負った際の負担感の方が、
子供たちには影響してくるわけです。

今や多くのランドセルがこの重量感を軽減する工夫をしていますので、
実際の重さ以上に軽く感じることができるランドセルもあります。
それらを見極めて、文房具や教材が入ったとしても、
極力子供たちに負担のかからないランドセルを選ぶことが大切です。

何度も試しに背負わせてもらって、子供の意見も聞きつつ、
6年間快適に使うための「背負いやすさ」や「軽さ」も意識した
ランドセル選びができると良いですね。